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富士山の山梨県側は１日、山開きを迎えました。
県は１日から５合目に設置したゲートで登山者数や通行時間などの規制を始めましたが、強い風が吹いているため、県の担当者が登山者にしばらく待機するよう呼びかけています。

富士山の山梨県側では、夜通しで山頂を目指すいわゆる「弾丸登山」などのマナー違反などが問題となっています。
このため、県は５合目の登山口に新たにゲートを設け、夏山シーズンが始まる１日から一日の登山者数の上限を４０００人とし、１人２０００円の通行料を徴収するほか、午後４時から翌日午前３時までの間、登山道を閉鎖します。
５合目では３０日から体を強く押されるような風が吹いていますが、午前３時になると県職員２人が予定どおりゲートを開けました。
ふもとと５合目を結ぶ有料道路「富士スバルライン」が午前０時から通行止めになっていることもあり、午前３時の時点でゲート付近には登山者の姿はまばらで、県の職員が「明るくなるまでいったん待ちましょう」と訪れた登山者に待機するよう呼びかけていました。
愛媛県から訪れた女性は「風が落ち着くのを待とうと思います。富士山の環境を守るために２０００円の通行料を払うのは、いいことだと思います」と話していました。