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全共闘運動が行き詰まりをみせ、過激化しだした頃、学生活動家の象一は、傾倒していた運動から離れ、仲間たちと共に映画製作に着手していた。しかしやがて象一は、自分のカメラを使い、遺書代わりの映像を残して自殺した“あいつ”の存在に取りつかれるようになる。カメラに収められた風景をたよりに“あいつ”の足跡をたどる象一だったが…。